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8月18日説教要約 ルカ10:25-42「仕え方」

ルカ10:25-42

「仕え方」             井上創牧師


律法の専門家は、イエスさまに正解を答えさせようとしました。

正しいこととは、よいこととは何かを問うたのです。


しかし、イエスさまは聞き返します。


あなたはどう思っていますか。

何を思ってこの質問をしているのですか。

その質問を通して、あなたの言いたいことは何ですか。

思っていることを、そのまましたらいいですよ。

正しいかどうかではなくて、あなたの内にある答えを聞かせてください。


イエスさまはこの人に、そういうふうに向かい合っているのではないでしょうか。


38節からの物語も同じことなのではないでしょうか。

問われているのは、何が正解か、正しいことかということではないのでしょう。


もてなしの支度をするマルタ。イエスさまの話を聞くマリア。

どちらも、それぞれのしたいことをしていたのでしょう。


しかし、相手のことが気になったのはマルタの方でした。

マリアのしていることは間違っていると考えたのです。


イエスさまはそんなマルタに言います。

「マリアの選んだ良い方を取り上げてはならない」。


マリアが正解だからではなくて。

マリアが良いと思って選んだ。そうやって手に入れた安らぎを取り上げてはならない。

そう言っているのではないでしょうか。


あなたはどう思うか。

尋ねてくださる方がおられます。

それを実行しなさい。そのようにしなさいと背を押してくれる方がおられます。


わたしたちが祈り求めてそれぞれに与えられた仕え方を信じて、

それを全うしていくことができますように。

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