ルカ10:25-42
「仕え方」 井上創牧師
律法の専門家は、イエスさまに正解を答えさせようとしました。
正しいこととは、よいこととは何かを問うたのです。
しかし、イエスさまは聞き返します。
あなたはどう思っていますか。
何を思ってこの質問をしているのですか。
その質問を通して、あなたの言いたいことは何ですか。
思っていることを、そのまましたらいいですよ。
正しいかどうかではなくて、あなたの内にある答えを聞かせてください。
イエスさまはこの人に、そういうふうに向かい合っているのではないでしょうか。
38節からの物語も同じことなのではないでしょうか。
問われているのは、何が正解か、正しいことかということではないのでしょう。
もてなしの支度をするマルタ。イエスさまの話を聞くマリア。
どちらも、それぞれのしたいことをしていたのでしょう。
しかし、相手のことが気になったのはマルタの方でした。
マリアのしていることは間違っていると考えたのです。
イエスさまはそんなマルタに言います。
「マリアの選んだ良い方を取り上げてはならない」。
マリアが正解だからではなくて。
マリアが良いと思って選んだ。そうやって手に入れた安らぎを取り上げてはならない。
そう言っているのではないでしょうか。
あなたはどう思うか。
尋ねてくださる方がおられます。
それを実行しなさい。そのようにしなさいと背を押してくれる方がおられます。
わたしたちが祈り求めてそれぞれに与えられた仕え方を信じて、
それを全うしていくことができますように。
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