2026.8.16説教要約 ローマ 12:9-21「平和と平安」 井上創牧師
聖書の平和という言葉の中には、平安や平穏という意味も込められているようです。そうであれば、相手が飲まざるを得ない条件を突きつけて作り出す平和や、正論・道理を持って相手を制圧するようなやり方で得られる平和は、真の平和とは言えないのではないでしょうか。
今日の聖書箇所では、平和に至る道のために「互いに愛し合う」ことを勧めています。それは、自分を謙らせていくことでもあります。神さま御自身が、全知全能の神であることを捨てて、人間となられたのがキリストの出来事です。ここに神さまの「愛」が表されています。
わたしたちが互いに愛し合い、喜び合い、受け入れ合っていくためには、二つのことが大切です。自分の気持ちを話すことと、相手の気持ちを聞くことです。一朝一夕になることではないでしょう。とても時間のかかる、世の人からは愚かとさえ見えるやり方を、しかし、神さまは選ばれました。だから、平和への道を行くわたしたちは「希望をもって喜び、苦難を耐え忍び、たゆまず祈っていく」ようにと勧められているのです。
17節、「悪に悪を返す」とは、互いに自分の思いをぶつけ合う様子を表しています。イエスさまが示してくださった「善」とは十字架の上で御自身を弱く小さく変えてくださった姿に表されています。わたしたちもイエスさまに倣って、自分を小さな者へと変えていく道を選び取ることができたらと願うのです。
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