top of page

2024.4.14説教要約 ローマ 7:7-25「律法の働き」

  • 2024年9月11日
  • 読了時間: 2分

パウロは人間について、「霊と肉」という二つの性質を持つ存在として語ります。しかし、単純に霊は善いものであり、肉は悪いものであると分類してしまうことは、「この悪のはびこる地上の世界を捨てて、善に満ちた天の世界に旅立とう」という、ある種のカルト的な結論を導き出しかねません。

 もしわたしたちの肉が、ただ悪いものであるならば、なぜ今なお生かされたままであるのでしょうか。また、キリストは霊的な存在でありながら、なぜその身に肉をまとおうとなさったのでしょうか。それは、神さま自らが「肉である己」を用いる生き方をわたしたちに示すためではなかったでしょうか。神さまはわたしたちの肉をも愛そうとしてくださっているのです。

 律法に従う古い生き方はわたしたちを罪と死に導いていきますが、それは律法自体が悪いものであるからではありません。神さまが律法や聖書の言葉を通してわたしたちに伝えようとした「互いを愛し合う」という目的を忘れて、ただ文字通りに聖書の言葉だけを聞こうとするとき、わたしたちの中の罪が機会を得て、自己保身と正当化が起こります。

 このようにして、律法は「わたしたちに自分自身の肉が逃れられない罪の中にあることを知らせる」という働きを担っていたことがわかります。神さまは肉であるわたしたちの五体にも、ご自身の義の道具としての役割を与え、その愛のわざのために用いてくださるお方なのです。

 
 
 

最新記事

すべて表示
2026.7.5説教要約 Ⅰコリント 3:10-22 「あなたがたが神殿」        井上創牧師

わたしたちはイエス・キリストを土台にして、それぞれに建物を建てていきます。これらは金でできていたり、藁でできていたりしますが、それらは優劣がつけられるものではありません。たとえ、わたしたちが日々積み上げていく証しが燃え尽きて、消えてしまったように見えても、それがキリストを土台としているのであれば、火によって精錬されたもののように、その救いは確かなものとして残るのです。  なぜなら、わたしたちが建て

 
 
 
2026.6.28説教要約 マタイ 16:13-20 「岩の上の教会」          井上創牧師

イエスさまは言いました。「シモンよ、あなたはペトロ(岩)。わたしはこの岩の上にわたしの教会を建てる」。この言葉に基づき、カトリック教会は初代の教皇はペトロであるとしています。天の国の鍵とは、罪の赦しを与える権限であると考えられ、やがて教皇には絶大な権力が集中していくこととなりました。  しかし、宗教改革によって生まれたプロテスタント教会は、このような権力の集中に至る「伝統」に疑問を唱え、「聖書のみ

 
 
 
2026.6.21説教要約 ルカ 18:35-43 「見えるようになりたいのです」   井上創牧師

連れてこられた盲目の物乞いにイエスさまは問います。「何をしてほしいのか」。これは、「わたしに何ができると信じているのか」という意味なのではないでしょうか。つまり、わたしにとってイエスさまはどのようなお方なのかという、信仰の告白が求められているのです。  既に盲人はイエスさまを「ダビデの子」と呼んでいました。これは、一般的な、そして伝統的なメシアに対する尊称です。しかし、イエスさまが救い主であること

 
 
 

コメント


0266-62-2205 (FAX同)

日本、〒399-0211 長野県諏訪郡富士見町富士見3679

©2019 by 日本基督教団 富士見高原教会. Proudly created with Wix.com

bottom of page