top of page

2024.12.22説教要約 ルカ 2:1-7 「聖なる静寂」 

  • 2025年1月5日
  • 読了時間: 2分

 ローマ皇帝アウグストゥスの住民登録の勅令は、人頭税を徴収することが目的だったと言われています。人々は故郷の町へと旅をするためにてんやわんやの大騒ぎ。貧しい民は更に搾り取られ、ユダヤでは反乱の気運も高まっていきました。

そんな混沌とした世情の裏側で、ひっそりと生まれたのがイエスさまでした。自分の故郷において身重の妻を連れたヨセフに泊まる場所がないというのは不思議なことです。それほどベツレヘムの町も混乱していたのか、あるいはマリアの懐妊にまつわるおかしな噂話が出回っていたのか。ともかく、両親の他に立ち会う者もなく、イエスさまは世に来られたのです。

由木康は「Silent night  Holy night」を「きよしこの夜、星はひかり」と訳しました。対応しているのは「Silent」と「星はひかり」の部分なのではないでしょうか。星のひかる音さえ聞こえてきそうな静けさの中に御子は生まれたのです。

人々は自分のことで夢中になって、空の星など見向きもしない。その小さな星のもとに生まれたばかりのか弱い命などは更に誰の目にもとまらないことでしょう。しかし、神さまの目はそこに注がれているのです。「聖なる」とは神さまのために特別に切り取られたものを意味します。2024年、いろいろなことに心を奪われてきたわたしたちでした。このクリスマスの日、わたしたちは心の深いところに与えられた聖なる静けさに耳を澄ませることができたらと願うのです。

 
 
 

最新記事

すべて表示
2026.3.1説教要約 ルカ 19:1-10  「救いがこの家を訪れた」      井上創牧師

ザアカイは木に登ってまでもイエスさまを見たいと願いました。一つ前の物語、目の見えない人が周囲の制止を振り切ってイエスさまを求めて叫び続けた心情と重なるように思えます。ザアカイもまた自分の在り方に揺らぎを覚え、心の奥底では助けを求めていたのではないでしょうか。  ザアカイはイエスさまから「あなたの家に泊まりたい」と言われたときに喜びます。地位の高い人や高名な人が集落を訪れたとき、その人を泊めるのはそ

 
 
 
2026.2.15説教要約 ヨハネ 11:17-27「このことを信じるか」       井上創牧師

亡くなったラザロの姉妹であるマルタは、「死者が終わりの日に復活する」という教えを知っていました。「イエスさまが神さまに願うことは、かなえられる」ことも知っていました。おそらく、マリアも知っていたでしょう。しかし、実際に兄弟の死を前にしたとき、彼女たちの心は悲しみに支配されていました。そこでイエスさまはマルタに問うのです。「信じるか」と。  わたしたちは証拠を見せられたり、証明してもらえれば、安心し

 
 
 
2026.2.8説教要約 ネヘミヤ 2:11-20「神さまのご計画」         井上創牧師

ネヘミヤは故郷であるエルサレムの町が荒廃していることを聞いて悲しみました。かつて大国によって攻め滅ぼされたときのまま、城壁も門も壊れた状態で放置されているというのです。  ネヘミヤは仕えていた王から帰国の許可をもらい、更には復興のための支援を受けて、故郷へ向いました。彼はしかし、用心深く一人で町に入り、修復が必要な箇所の視察も夜の内に行いました。復興を良く思わない人たちが町の内外にいたからです。

 
 
 

コメント


0266-62-2205 (FAX同)

日本、〒399-0211 長野県諏訪郡富士見町富士見3679

©2019 by 日本基督教団 富士見高原教会. Proudly created with Wix.com

bottom of page