top of page

2023.11.19説教参考

【教会用語】

 

☆収穫感謝 田畑の収穫物を献げる礼拝としては、時期が遅すぎるように思える。教会の一年の暦はアドヴェントから始まる。このため、教会ではアドヴェント第一週の前の日曜日は、一年の歩みを通して折々に神さまからいただいていた恵みを思い起こして感謝を献げる礼拝を守る。あるいは、わたしたちの一年間の信仰の実りを神さまに献げる礼拝とも言えるだろう。過ぎゆく年に思いを馳せ、新しい年を迎える準備を始めたい。

 

☆謝恩日 一般には、学校卒業に際して生徒達が教師から受けた恩に感謝する会を謝恩会と呼ぶ。教会では隠退した牧師からの恩を思い起こし、感謝の献げものをする日として覚えられている。通例として牧師は牧師館に在住するため、隠退後に住居を持たない場合が多い。このため、隠退牧師やその家族のために教団は「にじのいえ信愛荘」を設立運営している。謝恩日献金はこのことのためにも用いられる。

 

☆クリスマス 「キリスト」の「ミサ(礼拝)」という意味で、この語自体には「誕生(降誕)」の意味は含まれていない。羊飼いが野宿をしていたこと、学者たちが夜通し旅をしていたことなどから、実際にイエスが生まれたのは冬ではないと考えられる。ローマの冬至の祭(ここから日照時間が長くなる=太陽が再び生まれる)が、「闇から光」というクリスマスのメッセージと融合して、この時期になったという説が有力視されている。

最新記事

すべて表示

2024.11.3説教要約 コロサイ 2:20-3:4 「キリストと共に」

パウロは読者に対して、「あなたがたは死んだ」「復活した」と、それがまるで既に起こったことのように言います。彼独特の表現です。彼は終末におけるキリスト再臨の約束が確かなものだと信じているので、死や復活などの未来の出来事が今まさに身に起こっている出来事として受け止めているのです...

2024.10.27説教要約 フィリピ 1:12-30「キリストにある生」永瀬克彦牧師(上諏訪教会)

「いつも喜んでいなさい」(Iテサ5:16)。パウロはまさにこの姿を体現しています。パウロは獄中からフィリピの信徒に向けて手紙を書いています。普通であれば、「助けてほしい」「励ましてほしい」と書くでしょう。しかし、パウロは反対にフィリピの人たちを励ましています。辛いのをぐっと...

2024.10.20説教要約 ローマ 15:22-33「祈り合う者たち」

一説では、パウロはいわゆる第三次宣教旅行の際にコリントに立ち寄り、そこでローマの信徒への手紙を書いたと考えられています。そこから、まずはエルサレムへと向い、マケドニア州やアカイア州で集めた募金を届け、やがてローマの教会の人々に会うときには、「キリストの祝福をあふれるほど持っ...

Comments


bottom of page