【教会用語】
☆収穫感謝 田畑の収穫物を献げる礼拝としては、時期が遅すぎるように思える。教会の一年の暦はアドヴェントから始まる。このため、教会ではアドヴェント第一週の前の日曜日は、一年の歩みを通して折々に神さまからいただいていた恵みを思い起こして感謝を献げる礼拝を守る。あるいは、わたしたちの一年間の信仰の実りを神さまに献げる礼拝とも言えるだろう。過ぎゆく年に思いを馳せ、新しい年を迎える準備を始めたい。
☆謝恩日 一般には、学校卒業に際して生徒達が教師から受けた恩に感謝する会を謝恩会と呼ぶ。教会では隠退した牧師からの恩を思い起こし、感謝の献げものをする日として覚えられている。通例として牧師は牧師館に在住するため、隠退後に住居を持たない場合が多い。このため、隠退牧師やその家族のために教団は「にじのいえ信愛荘」を設立運営している。謝恩日献金はこのことのためにも用いられる。
☆クリスマス 「キリスト」の「ミサ(礼拝)」という意味で、この語自体には「誕生(降誕)」の意味は含まれていない。羊飼いが野宿をしていたこと、学者たちが夜通し旅をしていたことなどから、実際にイエスが生まれたのは冬ではないと考えられる。ローマの冬至の祭(ここから日照時間が長くなる=太陽が再び生まれる)が、「闇から光」というクリスマスのメッセージと融合して、この時期になったという説が有力視されている。
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