top of page

2023.10.15説教要約 出エジプト3:13-21 ヨハネ1:1-4「ある神」

  • fujimikougenchurch
  • 2023年10月25日
  • 読了時間: 2分

説教要約 出エジプト3:13-21 ヨハネ1:1-4  2023.10.15

「ある神」             井上創牧師


「わたしはある」と神さまは名乗りました。旧約聖書において名前は、その人が何者であるか、どのような存在であるかということを表してもいます。「ある」とは、ただ存在していることを意味しているのではありません。そこには本人の意志が含まれています。神さまは御自身で「あろう」と思って「ある」ことができるお方なのです。一方で、わたしたち人間などの被造物は自分で「あろう」として「ある」ことができません。神さまは造物主として、被造物のわたしたちに向かい合うお方であることを宣言しているのでしょう。


また神さまは、「アブラハム、イサク、ヤコブの神」とも名乗っています。これは、民の歴史に関わり続け、その一人一人に呼びかけ続けてきたこと。そして、今もなお生きて働いておられるということを意味しているのでしょう。


この二つの名乗りから、神さまは①創造の初めから ②わたしたちと共にいようとしていた 存在なのだということになるのではないでしょうか。このことはヨハネによる福音書の冒頭部分からもわかってきます。


「わたしは何者なのか」という問いを持ちながら遣わされていこうとするモーセに対して、神さまはこの名乗りを通して御自身のご計画の確かさと、「いかなるときも共に歩む」という励ましとを与えてくださっているのではないでしょうか。この恵みは今日を生きるわたしたちにも与えられているのです。

 
 
 

最新記事

すべて表示
2025.12.7説教要約 ルカ 1:39-56「主がおっしゃったこと」

マリアは何故エリサベトを訪ねたのでしょう。ひとつには、天使が告げたできごとを確かめたかったからかもしれません。実際にエリサベトが懐妊している姿を目にして、自分の身に起こることを確信したかったのでしょう。あるいは、マリアは不安だったのかもしれません。これから起こることを一人で受け止めることができず、自分と同じ境遇に置かれている人と一緒にいることで安心したかったのでしょう。 さて、もうひとつ。もしかし

 
 
 
2025.11.30説教要約 ルカ 1:26-3「お言葉どおり、この身に成りますように」

聖母と呼ばれるマリアは、特別な信仰や力を持っていたのでしょうか。聖書ではまず、何でもない「おとめ」としてマリアを紹介しています。これは、マリアがわたしたちと同じ一人の信仰者であり、そのモデルとなっているということなのでしょう。 天使ガブリエルはマリアに「主があなたと共におられる」と語りかけます。マリアは戸惑い、考え込みます。天使は続けて、神が生まれてくるイエスにダビデの王座をくださると告げます。マ

 
 
 
2025.1.12説教要約 ルカ 17:11-19 「いやされた人」 

重い皮膚病を患っている十人に、イエスさまは「祭司たちのところへ行って、体を見せなさい」と言います。当時は、このような病気にかかって治ったとしても、祭司たちがそれを確認し許可しなければコミュニティーに帰ることはできない決まりになっていました。十人は、自分の体が治るのを待たずに...

 
 
 

コメント


0266-62-2205 (FAX同)

日本、〒399-0211 長野県諏訪郡富士見町富士見3679

©2019 by 日本基督教団 富士見高原教会. Proudly created with Wix.com

bottom of page