説教要約 ヨハネ6:1-14 2022.6.12
「こどものちから」 井上創牧師
教会学校ではずっとイエスさまのお弟子さんたちのお話をしてきました。そして、ペンテコステでそのお弟子さんたちがみんなで集まっているところに聖霊が降って、教会が生まれたお話をしました。誰かに嫌なことをしてしまったお弟子さん、短気なお弟子さん、うっかりもののお弟子さん、そういう人たちのお話は、実は教会に集まっている人たちの姿でもあるのです。
今日のお話にもお弟子さんたちが登場しました。街から遠い山の上までイエスさまに会うためにたくさんの人たちが集まってきました。イエスさまはお弟子さんに聞きます。「この人たちの食事をどうやって用意したらいいだろう」。フィリポさんは、「たくさんのお金がかかるから無理です」と答えました。
教会も地域の人たちのために何か素敵なことをするようにと神さまから呼びかけられています。でも、教会の人たちは時々「それは大変だから無理です」と思ってしまいます。
お弟子さんのアンデレさんは、少しのパンと魚を持ったこどもをイエスさまのところに連れて来ます。イエスさまはそれを祝福して、大勢の人たちのお腹を満たしてくださいました。
こどもたちの持っている力を大人は小さなものだと思って見向きもしないことがあります。でも、こどものもっている素敵なものを神さまが喜んでくださると教会が信じて、イエスさまのところへ連れて行こうとするならば、この奇跡のようにきっとたくさんの人たちが満たされていくのではないでしょうか。
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