説教要約 ローマ13:11-14 2022.11.27
「ひなたの道を」 井上創牧師
啓示には二つの種類があると考えられています。一つは一般啓示。これは世界の中で起こるいろいろな出来事や、自然の秩序の内に神さまの存在を見て取ることです。わたしたちはこのような啓示によって、自分を超えた大きな存在がいるであろうことを感じることができます。
もう一つは特別啓示。これは、イエス・キリストの出来事を指します。神さまがこの世界におられることは一般啓示によって明らかにされたとして、それではその神さまはわたしたちをどのように思っておられるのか。そのことが特別啓示によって明らかにされます。すなわち、イエス・キリストを通して告げられたメッセージ。「神はあなたを愛している」。このことです。
イエスの誕生によってもたらされたこのメッセージを、聖書は「光が世に来た」と説明します。この光に照らされることで、初めてこの世界の一つ一つの整えられた出来事が、「あなたを愛している」という意味をもったこととして輝き出すのです。
だからわたしたちは、終末の夜明けが近づいている今こそ、なおも世界は暗闇の中にあるのだとしても、この光を身にまとうことができたらと思うのです。薄暗い日陰の道に思えたとしても、イエスさまの光で照らし出されればそこはひなたの道に変わるのです。この世界で起きている一つ一つの出来事に光を当て、神さまの御心を多くの人と分かち合えたらと願いたいと思います。
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