top of page

2021.10.10説教要約 マタイ13:31-35「膨らむ天の国」

  • fujimikougenchurch
  • 2021年11月3日
  • 読了時間: 2分

説教要約 マタイ13:31-35        2021.10.10

「膨らむ天の国」          井上創牧師


イエスさまの時代、小さな種が大きな木に育つことや、ほんの少しのパン種を混ぜただけで生地が膨らむことは、原因不明の不思議な出来事でした。そして、そういったわからない出来事の中に、人々は神さまの力が働いていると信じていたのでしょう。現代を生きるわたしたちは、科学の力にも助けられて、いろいろなことがわかるようになってきましたが、反面その知恵が心を曇らせて、神さまの力が見えにくくなってしまってはいないでしょうか。


イエスさまは、天地創造の始めからこの世界で働いている神さまの力がわたしたちの目に見えなくなっていることに気づかせようとしてくださっているのでしょう。信仰の目で見て、どんな小さな不思議にも心を動かすことができるなら、そこから世界のあちこちに散りばめられた不思議に気が付いていくことでしょう。そうして世界の全てを、心を込めて造られた神さまの愛を知ることになるのです。


ルカ福音書において、イエスさまは神の国(天の国)は「あなたがたの間にある」と言っておられます。これは、人と人、神さまと人との間、すなわち関係性の中に、御心が現れてくるのだと言っておられるのでしょう。わたしとあなたの間。そこに神さまの愛の霊が働いてくださると信じるとき、天の国はそこにあるのです。そうやって小さな一人と一人の関係からどんどんと膨らんでいく関係によって結ばれたものが教会なのです。

 
 
 

最新記事

すべて表示
2025.12.7説教要約 ルカ 1:39-56「主がおっしゃったこと」

マリアは何故エリサベトを訪ねたのでしょう。ひとつには、天使が告げたできごとを確かめたかったからかもしれません。実際にエリサベトが懐妊している姿を目にして、自分の身に起こることを確信したかったのでしょう。あるいは、マリアは不安だったのかもしれません。これから起こることを一人で受け止めることができず、自分と同じ境遇に置かれている人と一緒にいることで安心したかったのでしょう。 さて、もうひとつ。もしかし

 
 
 
2025.11.30説教要約 ルカ 1:26-3「お言葉どおり、この身に成りますように」

聖母と呼ばれるマリアは、特別な信仰や力を持っていたのでしょうか。聖書ではまず、何でもない「おとめ」としてマリアを紹介しています。これは、マリアがわたしたちと同じ一人の信仰者であり、そのモデルとなっているということなのでしょう。 天使ガブリエルはマリアに「主があなたと共におられる」と語りかけます。マリアは戸惑い、考え込みます。天使は続けて、神が生まれてくるイエスにダビデの王座をくださると告げます。マ

 
 
 
2025.1.12説教要約 ルカ 17:11-19 「いやされた人」 

重い皮膚病を患っている十人に、イエスさまは「祭司たちのところへ行って、体を見せなさい」と言います。当時は、このような病気にかかって治ったとしても、祭司たちがそれを確認し許可しなければコミュニティーに帰ることはできない決まりになっていました。十人は、自分の体が治るのを待たずに...

 
 
 

コメント


0266-62-2205 (FAX同)

日本、〒399-0211 長野県諏訪郡富士見町富士見3679

©2019 by 日本基督教団 富士見高原教会. Proudly created with Wix.com

bottom of page