top of page

2020.12.6 説教要約 ヨハネ1:6-9 「人を照らす光」

説教要約 ヨハネ1:6-9 2020.12.6

「人を照らす光」         井上創牧師


光は自らが輝きます。その輝きによって周囲を明るく照らすのです。光が何かによって照らされることはありません。イエスさまはこの光のようなお方です。神さまは証言者としてヨハネを選ばれましたが、それは、ヨハネが人々の信頼を勝ち得ているからではありませんでした。ヨハネ自身も己を誇ることなく、どこまでも謙ることによってイエスさまを証ししたのです。


わたしたちは十字架を通して、神さまがどのようにして救いを告げようとしておられるのかを知ります。神さまは、天地を創造するような大きな力を誇示するのではなく、十字架を前にして沈黙することで、自らを世に示し、そこに救いがきたことを証しなさったのです。


だから、わたしたちも自らが照り輝くことで十字架を証しようとせず、むしろ弱さを誇りましょう。至らなさをこそ証しのために用いましょう。イエスさまが輝いてくださって、そういうわたしたちを照らしてくださるのです。ここに救いがあると、十字架の前に集うわたしたちを照らしてくださるのです。


このわたしをそのままに。欠けているところを、ゴテゴテとした装飾で埋めるのではなく、欠けたままに。色あせているところに上塗りをするのではなく、あせたままに。神さまの前に進み出て、みすぼらしい姿を晒すことによって、輝かせていただくのです。神さまを証しするのに、素晴らしい人間である必要はないのです。

最新記事

すべて表示

2024.11.3説教要約 コロサイ 2:20-3:4 「キリストと共に」

パウロは読者に対して、「あなたがたは死んだ」「復活した」と、それがまるで既に起こったことのように言います。彼独特の表現です。彼は終末におけるキリスト再臨の約束が確かなものだと信じているので、死や復活などの未来の出来事が今まさに身に起こっている出来事として受け止めているのです...

2024.10.27説教要約 フィリピ 1:12-30「キリストにある生」永瀬克彦牧師(上諏訪教会)

「いつも喜んでいなさい」(Iテサ5:16)。パウロはまさにこの姿を体現しています。パウロは獄中からフィリピの信徒に向けて手紙を書いています。普通であれば、「助けてほしい」「励ましてほしい」と書くでしょう。しかし、パウロは反対にフィリピの人たちを励ましています。辛いのをぐっと...

2024.10.20説教要約 ローマ 15:22-33「祈り合う者たち」

一説では、パウロはいわゆる第三次宣教旅行の際にコリントに立ち寄り、そこでローマの信徒への手紙を書いたと考えられています。そこから、まずはエルサレムへと向い、マケドニア州やアカイア州で集めた募金を届け、やがてローマの教会の人々に会うときには、「キリストの祝福をあふれるほど持っ...

Comments


bottom of page